以前から悩んでいたことの一つに、北陸での雇用問題があります。
これはうちだけの問題ではなく、地方の中小企業ほとんどに当てはまるのではないかと思います。
顧客と話していても、いつも問題は集客かリクルートのことばかり。
「育ててもやめてしまう」
「優秀な人材がいない」
これは実際に深刻な問題ですね。
特に僕たちの業界は、専門的な技術を必要とするので、即戦力の助っ人の獲得は非常に難しいものがあります。
せっかく雇用して育てても、やめてしまえばまた雇用をしなければいけない。
これは、継続的な安定雇用が難しい地方において、今後ビジネスを発展させていく上でリスクが大きいと考え、WEBコンテンツ制作、システム開発事業においては今後社内で一切開発を行わず、フリーランスのみなさんに力を借りていくことにしました。
まずやるべきことは選択と集中。
僕たちは今絶好調のコンサルティングや自社メディアの成長をさせるべく、もてる力の全てを注いでいくことにしました。
今回はその点についてお話したいと思います。
目次
フリーランスに仕事を任せるメリット
フリーランスはいわば個人事業主。
要はそのビジネスにおける代表者です。
よって、仕事をしっかりやらないと次は仕事をもらうことはできません。
なので、一生懸命に仕事をこなします。
雇用していると適当に仕事をしても給料も変わらないし、モチベーションが低いケースが多い。
(全員が全員そうではないけど)
なので、一時的に売上が低下したとしてもフリーランスに仕事を任せるメリットは大きいと言えるでしょう。
中小企業における「選択と集中」の大切さ
最近、ウェブ制作会社やシステム会社など、ライバル他社やパートナーなどを、「ビジネスモデルとしてどうなのか」と言う視点で見るようにしています。
・ぱっと見は忙しく儲かってそうな会社。
・忙しいだけで下請けに専念しているため利益が低い会社。
・人の入れ替わりが激しく、一時は北陸No.1と言われた会社なのに人がほとんど育っていない会社。
このどれもが「永続」というキーワードを念頭に見たとき、どれも難しいだろうなぁと考えてしまう。
目先の利益をとって忙しくなるのはいいけど、それで社員が疲弊して退職していたら何の意味もないし、それで万が一目先の給料が上がったとしても会社が永続できないような状態だったら従業員は不安でしょうがないだろうし。
現在はものが余っている時代。商品を作れば売れると言うものではない。
実際に顧客の声を聞いていても、売上が上がる見込みのある投資か、コスト削減になる投資しかしない。
まずは僕たちのような中小企業はしっかり1点集中でやるべきことを決めることが大事で、すなわち「選択と集中」をして、作るだけでなく実際に顧客の立場になって育てる会社になろうという方向で行くことに決めました。
「雇用が難しい地域、スキルを必要とする職種なのであれば、無理に地方でコストをかけてリクルートせず、放っておいても向こうから行きたくなる仕組みを作ればいい。
都心や海外にしか良い人材がいないのであればどこからでも働ける環境を作ればいい。
今は本気でそう考えています。
今後の取り組み
フリーランスの仲間募集
今後社内でもSNSの運用を強化し、基本的にはSNS上でオファーする形で頼もしいフリーランスの仲間を募っていこうと思います。基本的にはリテラシーの高い意識の高いフリーランスはほぼ確実にTwitterやFacebookなどのSNSを運用しているので、下手に広告をうつよりもよっぽど効果的だからです。
Twitter上で呼びかけたところ現段階で30を超えるメッセージをいただき、そのほとんどが良い関係性を築けています。
こちらの記事をお読みになった方もご興味ある方は気軽にご連絡ください。
アイスタイルに放っておいても入社したくなる仕組み作り
まず第一段階として10連休以上の連休を年3回支給します。
その他、年内中にオフィス機能を撤廃し、どこからでも働ける環境、制度を設けます。(オフィスは一応残すけどわざわざ出勤する必要がない、と言うことです)
その他、他社で導入している面白そうな取り組みもどんどんアイスタイルらしくアレンジし導入を検討していたりと、まだまだ面白い取り組みを増やして行く予定です。
今後の方向性と会社を経営していくうえで重要になっていくこと
今後アイスタイルでは、選択と集中を徹底し、一つのことに注力していきます。
また、ミッションのもと、行動していくことを誓います。
社会的な課題を常に模索し、解決することを使命とし、優秀な人材が集まりやすい環境を作っていきます。
制作会社や開発会社ではなく、ウェブマーケティング会社として成長していきたいと考えています。また今まで培ってきたウェブマーケティングの経験から自社メディアを大きく成長させていきます。
いつの時代も胴元が1番儲かり、「プラットフォームになれるかどうか」が重要だと考えているため自社メディアの発信力の向上は何よりも第一優先に考え行動していきます。
以上がアイスタイルとしての今後の動きです。
これからは上記でもあげたように特に地方では継続的なリクルートが難しくなってくると思います。(すでになっていますが)
よって、人に依存しない事業、いわば事業のパッケージ化を進めることが第一優先になってきます。
事業のパッケージ化を進めながらいかに効率化を徹底し、サブスクリプションモデルを確立させていくかがカギになっていくでしょう。
頑張るぞ!