近年では、ビデオ会議システムを導入することによって会社経営の効率化を図っている企業がどんどん増えていきています。
アイスタイルでもベルフェイスを導入し、大幅に効率化が進みコストダウンにもつながっています。
便利なビデオ会議システムですが、いざ導入しようと思ってもどのビデオ会議システムがよいのかわからない!という声が多かったので今回は無料で使えるビデオ会議システムから有料のものまで7つほど比較していきます。ぜひ自分にに合ったものを見つけてください。
目次
最大100人で会議できる「Zoom(ズーム)」
画像引用元:Zoom
Zoomは世界中の45万人を超えるユーザーが利用するビデオ会議システムです。
現在もっとも注目されているビデオ会議システムといっても過言ではありません。どんな魅力があるのでしょうか?
特徴
アカウントが不要
アカウントを作成する必要がなく、ワンクリックで会議に参加することができます。管理者から送られてきたURLをクリックするだけで参加できるので非常にシンプル。
最大100人まで同時にビデオ会議可能
無料アカウントでもなんと最大100人まで招待可能です。
安定した接続
接続が突然途切れることが少ないです。
PC・スマートフォン・タブレットから利用可能
3つのデバイスから利用可能です。
スマートフォンまたはタブレットの場合はアプリケーションをインスト−ルする必要があります。
高画質・高音質
画質、音質ともにクリアなため、ビデオ会議ではなく、まるで本当の会議のようです。
画像共有機能
会議に必要な資料などを共有可能です。
録画機能
会議の後の議事録を作成する際に非常に便利なのが録画機能です。いつでも会議を見返すことができるのが便利です。
ホワイトボード
ホワイトボードを使うことができます。会議室で行われる会議のように進めていくことができるもよいですね。
遠隔操作
参加者のマウスを遠隔でコントロールすることができるので、的確な指示を出すのに役に立ちます。
ブレークアウトルーム
ブレークアウトルームという機能を使えば、グループセッションが可能になります。参加者をグループに分けて、各グループで話し合いをしてもらう機能です。
料金
Zoomには無料版と有料版があります。有料版には3つの料金タイプがあります。
小規模チーム向けの「Zoomプロ」 | 月額14.99ドル |
---|---|
中小企業向けの「Zoomビジネス」 | 月額19.99ドル |
大企業向けの「Zoom 企業」 | 月額19.99ドル |
ちなみに、今回紹介した10個の機能は無料版でも使うことができますので、一度無料版を試してみてくださいね!
スムーズにつながる「bellFace(ベルフェイス)」
画像引用元:ベルフェイス
「5秒でつながるオンラインルーム」がキャッチコピーのベルフェイス。最大の特徴はなんといっても「スピード感」です。日本を代表する大企業、楽天やDeNAも採用していることで有名です。
特徴
インストール・ログインが不要
従来のビデオ会議システムでは実際に利用開始までにさまざまな登録を行わなければならず、意外と時間がかかってしまいますよね。しかし、ベルフェイスではインストールもログインも必要ないのです。
ブラウザ上で資料や議事録が共有可能
ベルフェイスは「画面共有機能」が充実しています。そのため、資料や議事録を見ながら、取引先との商談を行うことが可能です。また、顧客への提案の際にも資料を見せながら話を進めることができるため、効果的な営業が行えます。
安定した回線
ビデオ会議システムは「いきなり回線が切れる」や「音声が遅れてくる」などというイメージがあると思います。しかし、ベルフェイスでは電話回線で音声のやり取りを行っているため、そのような心配はいりません。
スクリプト機能
ベルフェイスにはスクリプト機能が備わっているため、会議中または営業中などに話す内容を忘れる心配がなくなるでしょう。スクリプトを見ながら、落ち着いて話を進めていくことが可能です。
ユーザーサポート体制が整っている
ベルフェイスの最大の強みは「質の高いユーザーサポート」です。ベルフェイスを導入した企業がしっかりと成果を残せるように「導入前研修」や「活用利用提案」また「各種の営業強化ノウハウやコンテンツの提供」など企業を全力でサポートしています。
ただビデオ会議システムを提供するだけではありません。このようにユーザーサポートまで力を入れているのはベルフェイスのストロングポイントです。
料金
3ルーム同時接続可能 | 月額45,000円〜 |
---|
*契約期間は年間で、お支払い方法は一括or毎月払いです。
日本語対応がなくてもシンプルで使いやすい「appear.in(アピアーイン)」
画像引用元:アピアーイン
appear.inはノルウェーのベンチャー企業が手がけるビデオ会議システムです。日本語には対応していませんが、とてもシンプルで使いやすいため英語を話すことができなくても十分使うことができます。
特徴
URL発行のみで開始可能
無料版は自分だけのURLを発行するだけですぐに始められます。ソフトをインストールする必要がなく、すべてブラウザ上での利用のため無駄がありません。
スマートフォンやタブレットからの利用可能
パソコンだけではなく、アプリをダウンロードすればスマートフォンやタブレットでビデオ会議をすることができます。
Google Chrome、Firefox、Operaの3つのブラウザに対応
対応しているブラウザはGoogle Chrome、Firefox、Operaの3つです。
Internet Explorerには対応していません。
ボタン1つで画像共有可能
簡単に画像を共有することができます。
画像の拡大ができないのがデメリットです。
1つの会議に最大8人まで参加できる(有料版は12人)
最大8人が一緒のルームに参加することができるのがappear.inの魅力。
有料版の場合だと4人増えて最大12人が参加可能です。
テキストチャット
接続が悪くなり音声が一時的に途切れた場合などにはテキストチャット機能が役に立ちます。
ビデオカメラなし通話のみも可能
ウェブカメラがない場合やカメラをオフにしたい場合などは音声のみでも通信できます。
料金
appear.inには有料版と無料版があります。
有料版「appear.in premium」 | 月額12ドル/1ルーム |
---|
たくさんの人に使われている無料で安心「Skype」
画像引用元:Skype
利用者数が世界で3億人といわれているSkype。日本でも使っている人は多いですよね。Skypeはビデオ会議システムとしてもかなり有効なツールなのでチェックしていきましょう。
特徴
最大10人のビデオチャット
ビデオ会議をする場合の上限人数は10人です。通話の場合は最大25人になります。
PC、スマートフォン、タブレットから参加可能
パソコンの場合はソフトをダウンロード。
スマートフォンやタブレットで利用する場合は専用アプリをインストールが必要になります。
グループ画面共有機能
オンライン会議で不可欠な画面共有機能も備えています。
ファイルの共有
会議中にファイル、写真、ビデオを共有する場合もドラッグ&ドロップで簡単に送信することができます。
1ヶ月100時間以上のビデオ通話は制限
ビデオ通話は1ヶ月あたり100時間以上使ってしまうと制限がかります。また、1日最長10時間、ビデオ通話ごとに最長4時間という制限もあるため、Skypeでビデオ会議を行う際には注意しなくてはいけないのがデメリットです。
料金
無料
ビジネスに特化した「Skype for Business」
画像引用元:Skype for Business
実は、Skypeは「Skype for Business」と呼ばれるビジネス専用に作られたバージョーンも提供しています。
無料版のSkypeも十分な機能を備えていますが、Skype for businessはさらに上にいくビデオ会議システムです。
特徴
最大250人が1つのオンライン会議に参加可能
企業での利用を想定してつくられたため、なんと最大250人が1つのオンライン会議に参加ができます。個人向けのSkypeのビデオ通話が最大10人という数字を考えてみるとものすごいことですよね。
最大10,000人の参加者に配信できるブロードキャスト会議
企業全体をターゲットにしたような大規模なプレゼンテーションにはこのブロードキャスト会議が使えます。
企業を想定したセキュリティ
「通信相手の制限」、「外部との通信を禁止」、「通信の暗号化」、「ビデオ会議、通話、チャット、添付ファイルの全通信の暗号化」、「なりすましログインの防止」など安全性を非常に高いです。
資料共有可能
オンライン上で資料などが共有できますので、会議を円滑に進めることができます。
テキストチャット
会議に参加したいけれど話すことができないシチュエーションではテキストチャットが便利です。
在席確認が可能
会議に誰が参加しているのかをチェックできるため、会議に参加可能な社員とそうではない社員を簡単に見分けることができます。
レコーディング機能
「音声」、「ビデオ動画」、「公開したファイル」、「テキストチャット」の4点をレコーディングすることができます。
料金
以下2つのプランでSkype for Businessが利用可能です。
OFFICE 365 BUSSINES ESSENTIALS | 月額 540円 |
---|---|
OFFICE 365 BUSINESS PREMIUM | 月額 1,360円 |
※どちらとも一年契約になります。
Skype for Businessを利用するには「OFFICE365」を購入する必要があります。
ビデオチャットで円滑コミュニケーション「Googleハングアウト」
画像引用元:Googleハングアウト
「Google ハングアウト」はGoogle社から2013年に配信開始されたビデオチャットサービスです。一般ユーザーに向けに作られたサービスですが、その機能性は社内のビデオ会議やコミュニケーションツールとしてかなり役立ちます。
特徴
ビデオチャットは最大10人まで
インターネット上には15人や25人と書かれていますが、2017年10月現在のビデオチャットの上限人数は10人となっています。
グループチャット
社内でメッセージをする際にはグループチャット機能が便利です。
Google Chrome以外のブラウザはプラグインが必要
Googleハングアウの対応ブラウザはGoogle Chromeのみとなっています。その他のブラウザで使用する場合はプラグインが必要です。
Googleアカウントが必須
サービスを使うにはGoogleアカウントを作らなければなりませんが、無料で簡単に作成できるので問題はないと思います。
複数のアカウントが作成可能
GoogleハングアウトはGoogleのアカウントによって使い分けることが可能。仕事とプライベートを分けるような使い方がオススメです。
スマートフォンからのアクセス
AndroidとiPhone専用のアプリケーションをインストールすればスマートフォンからアクセスできます。
位置情報の共有機能
自分の位置情報をグループチャットで共有したい場合にスマートフォンから簡単に共有できます。集合場所や営業先の住所などを知らせたいときに役に立ちますね。
動画・画像が送信可能
動画・画像も簡単にできます。
料金
無料
最大30人でビデオ会議できる「Google ハングアウト Meet」
画像引用元:Google ハングアウト Meet
「Google ハングアウトMeet」はGoogle社が2017年3月に発表した新しいビデオ会議システムです。このサービスは企業・組織の利用をターゲットに作られたG Suiteという「Googleが提供しているさまざまなサービスをビジネス向けに利用できるパッケージ商品」の一部になります。Googleハングアウトでは物足りないと感じる人にオススメです。
特徴
最大30人が参加可能
どのプランで利用するかによって最大参加可能人数は変わりますが、最も月額料金が高いプラン「G Suite Enterprise」では最大30人参加可能です。その他のプランでは25人が上限となっています。
Google Chromeのみ対応
対応しているブラウザはGoogle Chromeのみです。
Googleカレンダー内で会議スケジュールの決定
会議のスケジュールの決定はGoogleカレンダーから行えます。希望の日程を選んで参加者を追加して完了!とても簡単です。
iOS・Android専用アプリ
スマートフォンでビデオ会議に参加する場合は専用のアプリケーションから可能です。
ビデオストリーム・音声ストリームの暗号化
セキュリティに関しても心配する必要がありません。
料金
GoogleハングアウトMeetを利用するには以下3つのどれかを購入する必要があります。
G Suite Basic | 月額600円/1ユーザー |
---|---|
G Suite Business | 月額1,200/1ユーザー |
G Suite Enterprise | 月額3,000円/1ユーザー |
2017年10月現在ではこれら3つのプランを14日間無料で使用することができます。購入する前に一度お試しで使ってみるのはいかがでしょうか。
有料なら「Zoom」無料なら「appear.in」
今回は7つのビデオ会議システムを比較してみました。
どれもそれぞれ特徴があり「絶対にコレがいい!」と断定するのは難しいですね。
しかし、一般的にはもし有料版で探しているなら「Zoom」がオススメといえます。機能性・操作性はもちろん、ビデオ会議システムを初めて導入する企業へのサポートもしっかりとしているからです。
無料版を探している人は「appear.in」を一度使ってみるとよいでしょう。ビデオチャット参加可能人数が8人と多くはないですが、小規模のチームが使う分にはまったく問題ないと思います。
アイスタイルでは繋がるスピードや手軽さ、回線の安定さから顧客との相性を考えベルフェイスを採用しました。今では活用しない日はないくらい利用しています。
選ぶ際は自社の体制や顧客の質などを考慮して選ぶと良いですよ。
どのサービスもオススメなので色々試してみてくださいね!
利用するシーンを考えて活用することで、一気に仕事が加速します。