「検索エンジンで少しでも上位に表示したい」
これはどこの企業でも願っては止まないことですよね。
最近ではほとんどの情報がインターネット上で見つけることができるので、最近では何か「困ったこと」があるたびにスマホから検索してしまうという方も多いのではないでしょうか。
企業も、コンバージョンの高いキーワードで上位表示することができれば、もちろん集客にもなるし、ブランディングにもなる。アクセスが上がっていき、質の高いキーワードで上位表示されれば良いことだらけです。
最近お客さんと話しているとよく聞かれるのが、
「コンテンツを作るとき、キーワードはどれくらい入れればいいですか?」
とか
「テキスト量はどれくらいの記事を書けばいいですか?」という質問をよくいただくので、今回はこれに回答してみようと思います。
Googleの理念、会社としての方向性を理解することでSEOで何をすべきかがわかる
一時期、キーワードの出現率をあげる、とかテキストを2000文字以上書く、といった根拠のない考えを行く先々で聞きましたが、実は大切なのはキーワードの多さやテキスト量ではありません。
Googleの理念で「Googleが掲げる10の事実」というものがあります。
Googleが掲げる10の事実
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブでも民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
どれも奥が深い内容ばかりですが、特に注目しなくてはいけないのは1番。
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」
すなわち、Googleは利益は最重要視するのではなく、サービスを利用するユーザーを第一に考えてるってことなんですよね。
Googleといえば検索エンジン。検索窓にキーワードをいれて検索すると、広告が表示されます。
この広告をクリックされることによってGoogleは収益を得ていますが、もっと収益メインで考えればいくらでも稼ぐことはできそうですよね。
でもGoogleはユーザーの利便性を第一に考えて、検索エンジンを使いやすく、欲しい情報にすぐにたどり着くことができる仕様にしているのです。
Googleを便利で使いやすいものにする → 利用する人が増える → 広告に触れる人が増える → Googleに利益をもたらす
このようなサイクルで「みなあとからついてきている」ですよね。
YouTubeも、Googleドライブも、GmailもGoogleカレンダーもすべてこの理念をベースに開発し、決してブレない姿勢を貫くことで世界のGoogleになったんでしょうね。
このことから、Googleは検索エンジンをどのようにしたいのか考えることで、検索上位するための最も効果的なSEO対策とは何なのかが理解できます。
重要なのはキーワード数やテキスト量ではなくコンテンツの質
Googleの会社としての理念を理解できたところで話を戻すと、Googleは検索エンジンをどのようにしたいのか。
そう、ユーザーが何かに困ってGoogleで検索したとき、「最も欲しい情報が瞬時に表示されるようにしたい」のではないでしょうか。
ユーザーの利便性を一番に考えて、分かりにくいコンテンツや情報が不足しているコンテンツは上位に表示されるとは考えにくいですよね。キーワードが無駄にたくさんはいっているコンテンツも読みにくいですし、SEOを意識しすぎて文章が不自然なものもGoogleが好むとは思えません。
なので、最強のSEOとは、「検索してくるユーザーを120%満足させることができる、分かりやすいコンテンツをつくること」なんですね。
シンプルなことですが、これが一番本質な気がするし、企業側も努力しないと良いコンテンツをつくることはできません。良いコンテンツをつくることで自然と文章が長くなってしまう場合が多いですし、キーワードも自然に散りばめられます。
企業がWEBを活用して今すべきこと
WEBサイトをつくったら何をしていいのかわからない、という会社を数多く見かけます。
とりあえずまわりの会社が持っているからとか、とりあえずあればいい、という考えでは現代のインターネット社会で勝ち残ることができません。
スマートフォンが一気に普及して、インターネットがより身近になり、知りたい情報はだれでもすぐにたどり着くことができるようになりました。
企業側は、自社のもっている経験や知識から、ユーザーに有益な情報を発信する義務があるのではないでしょうか。
そもそも企業とは「ユーザーの悩みを解決し続けること」が永遠のミッションだと思います。
自社におけるユーザーの悩みとは何なのか熟考して、それを120%のアンサーで発信する。
興味をもっているユーザーが検索エンジンでキーワードを入力してWEBサイトにたどり着く。気にいってくれたらSNSでシェアしたりブックマークする。そしてWEBサイトに定期的に訪問してくれるリピーターになる。その結果コンバージョンに繋がる。
そうやってWEBサイトがどんどん企業の資産になっていきます。
まとめ
いかがでしたか?
SEOって難しく考えてしまいがちですが、実はとてもシンプルなことなんですね!
数年の前のSEOのノウハウのようなものは今ほとんどが使えません。
Googleがとことんユーザーのためを思って検索エンジンのアルゴリズムを調整していることから、企業も自社のユーザーをとことん満足させるコンテンツを発信することが必要になってきています。
「WEBサイトを作ったらそれで満足して業者やスタッフに任せっきり」が一番よくありません。
社長自身がユーザーの悩みを洗い出して、それを満足させるソリューションを考える。
WEBサイトを真剣に考えることは、事業計画を考えることと同じです。運用でお悩みの際はぜひ声をかけてくださいね。